ヒヅメのこと(歯科治療)

2003年4月22日(火) −事故−
2003年4月24日(木) −治療1回目−
2003年4月27日(日)−治療2回目−
2003年4月28日(月) −退院−

2003年5月3日(土) −術後検査−
2003年5月22日(木) −セメント剥離−
2003年5月24日(土) −再処置(治療3回目)−
2003年6月2日(月) −再び剥離?−
2003年6月12日(木) −ここでちょっと整理−
2003年7月25日(金)
2003年8月2日(土) −術後3ヶ月歯科レントゲン−
2003年4月22日(火) −事故−
4月22日。誕生日の2日後、@ぽち@の歯が欠けました。

原因は、どうやら牛のヒヅメらしい・・・。
猫のように顔を洗う仕草・後ろ足で頬のあたりをしきりに掻く@ぽち@に「?」と思って口を開けると、左上の奥歯がなんか変?
歯と歯茎の間になんか挟まってるような感じで歯が二枚になっています。
表面が薄く削げたような状態。

即刻、かかりつけの病院へ。
最初は先生も 「何か挟まってるのかな?」 でしたが、それを取ってみると(@ぽち@はキャヒンとちっちゃく泣いて、うっすら血がにじみました(;_;))、やっぱ歯です。
奥歯の表面(エナメル質?)が薄く剥離した状態。

そういえば・・・と歯科治療をした友達わんこに詳しいお話を聞き、さらにネットでも情報収集。

歯磨き効果とストレス解消の目的で、結構愛用されている牛のヒヅメ。
お店でも普通に売られていますけど、実は”両刃の刃”と言いましょうか、これで歯が欠けちゃう子は結構多いらしい。
しかも、歯科治療に明るい獣医さんは、とっても少ない。

少ないという事は、つまりは、”あまり神経質にならなくても良い”事なのかもしれないけれど、ネットで探した情報をいろいろたどっていくと、歯髄炎を起こし、さらに重篤な口腔内疾患へと陥ることもあると知り、やはり歯科の治療に明るい獣医さんに診てもらったほうが・・・という気持ちになりました。
@ぽち@はまだ2歳。
食べることが苦痛になってしまってはかわいそう。

幸いなことに、家から電車で1時間ほどのところに、歯科治療も可能という動物病院を発見!
さっそく電話で状況をお話して、明日の予約を入れていただくことにしました。

ヒヅメ。
気をつけたほうが良いのかも・・・。
もし、皆さんのパートナーがヒヅメ愛好家であったなら、ちょっと歯をチェックしてみてくださいませ。
2003年4月24日(木) −治療1回目−
処方していただいたお薬と、昨年12月の健康診断の結果などを持参。
受付後、ワクチン接種・フィラリア予防・事故の状況、その後の処置など、いくつかのヒアリング。

実は@ぽち@は、M先生んとこで受けている1回目の健康診断以来、心電図の解析結果で「右室肥大の初期」というありがたくないコメントをいただいています。
そのこともあわせてお話し、所見を伺いたいとのお願いもしました。

心臓は、仮に長い治療が必要だとすると、通院は距離的にも@ぽち@への負担という面でも難しいと思う事。その場合は、近くの主治医でお願いしようと思っていること。
が、歯に関しては、今回きちんと治療したいという事をお伝えしました。

採血後、歯の治療についての説明を先生から受け、その間に@ぽち@は点滴。
やはりヒヅメで歯を折る、または欠けてしまう子は多いとのこと。
犬のエナメル質は人間の歯と違って非常に薄いということ。
いくつかの患犬の治療の写真を見せていただきながらお話を伺いました。
何度も同じことを繰り返してしまうことが多いそうで、最終的に銀歯(クラウン装着)状態の子の写真もありました。(人間の歯の治療と全く同じです。)
破折の状態により、治療もいくつかの段階があり、まずは歯のレントゲンを取った上で、その状況に応じた処置を講じていただくことになりました。

そして、@ぽち@は治療室へ、私は待合室へ。
麻酔が効き始めたのか、@ぽち@のうにゃうにゃ言う声が聞こえ、しばらくすると@ぽち@の声は聞こえなくなり、かわりに歯科医で耳にするあのドリルと吸引のような音が聞こえてきました。


診察室の気配に耳を澄まして、うろうろしながら待ちます。
1時間か1時間半後、処置室へ呼ばれます。

まだ半分麻酔が効いた状態で、手術台の上に横たわる@ぽち@。
横たわったまま、目だけが私を追います。
歯の表面は、欠損部分がわからないなめらかな状態。
歯のレントゲンを見ながら説明を伺います。
ひびは歯髄まで達していたそうです。
レントゲンは、正直言うと素人には良くわかりません。
が、医療用のデジタルカメラで、@ぽち@の歯の状態をズームにしながら見せていただくと、歯の真ん中あたりにぽつりと赤い点。出血がありました。

事故後、あまり水を口にしませんでしたので、やはり痛みがあったのかも・・・。

今日は仮の処置。
露髄部分の消毒と、炭酸カルシウムをのせて仮埋めした状態だそうです。

3日後に、再診予定。
処置後、1〜3ヶ月をかけて生活歯髄としてデンティンブリッジの形成を待つことを期待したい。
その間は、固いものはあげないように。ドライフードもふやかしてあげるようにとのこと。
1ヵ月後、3ヶ月後に再度検診を行って、治療完了ということになるのだそうです。

抱きかかえられて診察室から出てきた@ぽち@。
ぶるぶる震える@ぽち@を抱いた途端、腿を濡らすあたたかいものが・・・。
おしっこです。
混乱なのか、安心なのか。
多分その両方でしょうね。

3日後の手術の予約と術前・術後の注意を伺い、再び電車とタクシーで約1時間。
@ぽち@と私の長い1日が終わりました。

次回は、3日後の4月27日。
今度は本格的な麻酔となるそうです。

ヒヅメだけでなく、牛革やアキレスもお薦めできないとのこと。
歯磨きは、ストッキングを指に巻き、それでこすってあげるのも良い方法だそうです。



<本日の医療費>
採血・生化学検査・点滴・麻酔・歯科レントゲン・歯科処置他 \28、860-

2003年4月27日(日) −治療2回目−
朝6時。
痛み止めのお薬を飲ませます。
お散歩で、術後初めてのうんちをしてくれました。(なんかちょっと安心)

9時。動物病院に到着。
血液検査の結果、予定通り手術を行うことになりました。


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麻酔から覚め始めたところで、処置室に呼ばれます。
どうやら、今回のヒヅメは単に歯の異常の発見のきっかけに過ぎず、@ぽち@の歯はそれ以前に既にひびや亀裂があったのでは・・・?という状態で、歯髄炎を起こしていたそうです。
炎症を起こしていた歯髄の処置(抜髄処置)をし、きれいにふさぐ手術が完了したのが、だいたい1時頃。

タオルを掛け、湯たんぽを当てながら身体をさすり続けていると、徐々に心拍数が上がり、次第に覚醒していきます。前回の術後の状況からして、念のため、今日は病院でお預かりしたほうが良いでしょうという事となりました。
病院のケージに入った@ぽち@、なんだか目がぱっちり空けられない様子で、目を細くして夫と私の顔を見ます。

今日は@ぽち@のいない夜です。


気がかりなのは、麻酔のこと。
きちんと治してあげたいと思うことでいっぱいで、麻酔の負担にまで考えが及ばなかった自分がいました。
1週間後(術後の検査)・1ヵ月・3ヵ月後(歯科レントゲン)・・・という事は、つまり、あと2〜3回麻酔をするということなのだろうか・・・?
辛いな〜。
麻酔から覚醒するまで・覚醒からしばらくの@ぽち@の様子は、なんかほんと痛々しい。

2003年4月28日(月) −退院−
9:00a.m. 動物病院に電話。
@ぽち@は、落ち着いた状態。
心臓は、できれば一応、エコーをかけてスクリーニングをしたいとの事。
セメントが密着するまでには約1ヶ月。歯髄についての問題も1ヶ月で判明するとのこと。
1ヶ月の間は、ドライフードもふやかして与えること。デンタルコングもこの間は不可。
処置部分の違和感があって、あれこれ齧ることがあるので、固いもの、齧るものは当分の間近くに置かない。お散歩などで、気を紛らわすこと。
小さめの柔らかめのボール(前歯でかむ程度はOK)で遊ぶ。

今後、セメントが剥がれることがあった場合、クラウンを被せるか、再びセメントを被せるかは選択。
歯髄処置が充分であれば、万一剥がれた場合も感染症については大丈夫でしょうとのこと。

午後から面会に伺い、3時以降に退院の予定。

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12:30 面会。
治療内容をもう一度先生からレントゲンを見ながら伺う。
3本の歯髄の処置をして(歯髄を抜いて、中をきちんと詰めたそうです。)、セメントで蓋をしたとのこと。
1週間後に、肝機能・腎機能などについて検査。
これは術後の感染症や急性肝炎・腎不全、機能低下などをチェックする為。
その後、1ヶ月後と3ヵ月後に歯科レントゲンを撮り、歯髄の状態などを再チェックするとのこと。
麻酔は必要だが、今回のように処置を行うためではないので、軽い麻酔で済むでしょうとのこと。(よかった・・・)

その後、心臓のエコー(スクリーニング)。(麻酔なし・保定のみ)
モニターを見ながら説明を伺う。
やはり、わずかだが逆流があるとのこと。
詳しいことはレントゲン検査が必要だが、今現在は治療が必要とか、日常生活であれこれ気をつけなければならない状態ではないでしょうとのこと。
レントゲン検査を薦めていただいたが、私としては、検査続きは避けたいし、いろいろ知ってしまうこともあらたな心配の種になってしまうので、今後継続的に主治医の先生のところで健康診断を受け、”右室肥大の初期”が、進んでしまった時に、あらためて検査のお願いをしたいというお話をしました。

次回は5月3日(土)です。


<本日の医療費>
採血・生化学検査・点滴・麻酔・歯科レントゲン・歯髄処置・心臓エコー(スクリーニング)・入院料他 \85、355-
(歯科のみだと▲10、,000程度)


2003年5月3日(土) −術後検査−
今日は術後の血液検査。
腎臓やその他の器官に異常が現れていないかを、採血して調べます。

採血の結果は、特に問題なし。
ただし、ちょっとコレステロールの値が高いということで、食事に気をつけましょうとのこと。

次は1ヵ月後・3ヵ月後の歯科レントゲン。
・・・麻酔かぁ〜。
先生に伺うと、歯科レントゲンを撮影する時間は、ほんのわずからしい。
口腔内にプレート様のものを入れ(強く噛んではいけない)、ほんの5秒ほどじっとできれば、麻酔は必要ないらしい・・・。

試してみようか。クリッカーで?
5秒じっと・・・ができるようになれば、@ぽち@の負担もなくなるよね。

<本日の医療費>
採血・生化学検査 \6、510

2003年5月22日(木) −セメント剥離−
5月21日。久々の青空。
朝のお散歩後、廊下敷きや@ぽち@のマットをお洗濯しようとふと見ると、マットの上に白い小さなものが転がっていた。
拾いあげて見ると、「!。@ぽち@の歯だ!」いや、正確には、「歯の治療後に被せていたセメントだ!」。

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24日土曜日に伺い、剥げたセメント部分を、もう一度ふさぐことに。
1ヵ月後予定だった歯科レントゲンも、同時に撮ることとなった。

2003年5月24日(土) −再処置(治療3回目)−
15:40、動物病院に到着。
待合室で数時間待ったのち、まずは問診と体温・体重測定。
その後、処置の内容や歯科レントゲンについて院長先生とお話。

@ぽち@の処置が始まってしばらくして、処置室へ呼ばれます。
麻酔をかけられた状態で、手術台に横たわる@ぽち@。
歯科レントゲンの結果、歯髄処置は問題なしとのこと。
ただし、先生のお話では、左上だけでなく左下の歯にも傷ができているとのこと。(前回はなかった)
左上のセメントも、そう簡単にハゲるものではないので、「何かやったのでは・・・?」と言われ、「あぁ、あれかも・・・」と思ったのが、21日、朝の散歩での自転車との接触事故。
ゴンッと鈍い音がして、ぶつかったのは、確かに左顔面だった・・・。
そうだよ〜、セメントが剥げたのは、あの日だった。

幸いなことに、下の歯は傷が浅いということで、簡単な処置で良いとのこと。
夫と私が見ている前で、治療が始まる。
左の上下の欠損部分に、光重合(”ひかりじゅうごう”:透明の黄色っぽい液体状のものを、薄く歯の表面に塗り、青い光を当てながら定着させる)。
さらに、欠損の大きい左上部の歯は、乳白色のペースト状の物をさらにその上に重ね、歯の形成を行って、本日の処置完了。

@ぽち@が麻酔から覚醒するのを待ち、術後の注意を伺って帰路についたのが21:00。
今回の治療費、19,005円也。

次回の歯科レントゲンは、術後3ヶ月目の7月末。



<本日の医療費>
採血・生化学検査・麻酔・歯科レントゲン・歯科処置・内服薬(肝臓)他 \19、005-

2003年6月2日(月) −再び剥離?−
6月1日。
洗濯の間、ペットボトルにおやつを入れて@ぽち@にあげる。
@ぽち@は機嫌よくゴロゴロ転がしていた。
おやつが残りわずかになったところで、夫に「全部あげて」と頼んで、私は別の用を・・・。
暫くすると、おやつは既になくなってるはずなのに、ペットボトルが転がる音がする。「?」と思って@ぽち@の様子を見ると、ペットボトルの口の部分を齧ってる!
待て待て!齧るのはイカンぞ〜!!
あわてて取り上げて、歯のチェック。
なんか、これ、怪しくない?
ちょっとくぼんでない?ハゲてない?
また再処置か?(-_-;)

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6月2日。
心配ならば、連れてきてくださいとのことで、再びキャリーバッグで動物病院へ向かう。

やはり、光重合の上に被せた樹脂(?)が一部小さく剥げている。
犬の歯は人間の歯のように臼型をしていない為、どうしても傾斜している部分は剥げやすい。
@ぽち@の歯にはすでに歯髄処置を施してあるので、炎症などを起こす事はないだろうが、さらなる処置をするとするならば、クラウン(つまり銀歯)を被せるか、もしくは、歯の先端部分を削る方法がありますとのこと。

クラウンは、私的には避けたい。
先生のお話によると、クラウンを被せていても、また・・・という子もいるらしいし、クラウンが合わない場合、やっぱ違和感があると思う。
人間のように、ここをもうちょっとこうしてとか、言えないもの・・・。

今回は歯の治療なし。
今後、さらに歯が破折するような状況になった場合は、あらためて治療をしていただくということで、診察終了。

ちょうど術後1週間でもあったので、血液検査。
コレステロール値は、どうやら高値安定。(-_-;)
肝臓の働きを示す値は問題なし。

次回は、処置3ヵ月後の歯科レントゲン。7月下旬。


<本日の医療費>
採血・生化学検査・皮下注射・内服薬(胃) \9、639-

ここで、ちょっと整理 −歯の治療方法−
実は、(人の)歯科で働いておられた方に、歯科治療についていろいろ教えていただく事ができました!

@ぽち@は、これまで3回の歯の治療を受けました。
今回、その方の説明を伺って、実際に私が見た光景を思い浮かべる事で、@ぽち@が受けた治療について整理する事ができました。

@ぽち@に施された処置は、光重合型コンポジットレジンという処置で、3度目の再処置で私が見た治療の光景の「透明の黄色っぽい液体状のものを、薄く歯の表面に塗り、青い光を当てながら定着させ、乳白色のペースト状の物をさらにその上に重ね、歯の形成を行う」という部分は、つまり、乳白色のペースト状のものがレジン(白い詰め物)。
透明の液体状のものはボンディングというレジンを歯面に接着しやすくする為のものなのだそうです。

光重合型コンポジットレジンについて、さらに詳しくその方に教えていただきました。

> 人の場合、光重合型コンポジットレジン(以下レジン)は、臼歯で、虫歯部分を削ったりして出来た欠損部が小さい場合も使いますけれど、前歯など、審美的に必要な場合に使うことが殆どです。
> 理由は、金属などに比べると弱いからです。

術式(あくまで人の場合。。。)

1)前処置
*虫歯などがある場合は削り取り、健康な歯面を出す。
 (この時に、アンダーカットを作っておくと脱落しにくいの。)
*歯髄の近くまで達してしまった場合は、歯髄を保護する。
 セメント等で、穴の深い部分をコーティング。
 (歯髄をとる(抜髄)場合は、また別なんですけど。)

2)充填
*洗浄&乾燥→エナメルエッチング
 (充填部分のエナメル質を酸処理。小さな穴を開ける事でくっ付き易くする。)
*洗浄&乾燥→ボンディング(歯質とレジンを接着させる材料)の塗布
 →エアーをかけて水分やアルコール分を飛ばす→光を照射して重合させる
*レジンをつめる→光を照射して重合させる
*必要に応じて形成や研磨

という方法を取るのだそうです。

つまり、上記の説明と、これまでの@ぽち@の治療の経過日記を元にまとめると、

<4月24日(治療1回目)では、1)の前処置>
露髄してしまった場合、1週間程度で神経が死んでしまうらしいので、ひとまず、露出してしまった歯髄を消毒し、炭酸カルシウムを乗せてセメントで保護。

<4月27日の本処置>
24日に仮埋めをしたセメントをはがし、歯髄の状態を調べたところ、歯髄炎を起こしていた為(つまり、歯の損傷は22日の事故以前からあり、今回の事故でたまたまそれが見つかったのだと言う事になります)、抜髄を行った後、2)の充填処置を行った。

<5月24日の再処置>
レジンが剥げてしまった部分を再度光重合で接着する、2)の充填処置を見せていただいた。

ということになるのだと思います。



さらに補足)

@ぽち@は、4月27日の処置にて、抜髄(神経を抜く)処置をしています。
抜髄処置をしていなければ、一番最初にS先生がおっしゃっていた
1〜3ヶ月をかけて生活歯髄としてデンティンブリッジの形成を待つ
ことができたのだと思いますが、抜髄処置を施している@ぽち@に、さらに今後の治療の参考にと以下の事を教えていただきました。

歯の神経(歯髄)というのは、歯に栄養を運んでいるんです。
ですが、抜髄してしまうとそれが無くなってしまいます。

暫くは、生きている歯と変わりありませんが、時間が経つと、色が変わったり(少し灰色っぽくなる)、もろくなったりします。(よく、枯れ木に例えます。)
なので、(人の場合)普通は歯の保護の為に、臼歯ならば金属の冠、前歯などの見える部位は、白い素材で覆った冠をかぶせます。

ですから、本当は冠をかぶせてしまった方が、歯がさらに欠けたり、割れたりして、抜歯。。。
などという最悪の事になりにくいとは思いますが、ここで困るのが、犬の場合は噛み合わせの再現が難しい事でしょうね。
それと、冠をかぶせる為には、金属の厚みの分、歯を削らなければなりませんので(冠をかぶせるのに、歯の中に金属の土台を作ることも)冠が外れるとか、合わないからといって、後戻りは出来ません。

唯一の救いは・・・怒らないでね・・・犬の寿命は人より短いこと。
人が数十年、歯と付き合うのに対して、犬は十数年ですから。

どちらにしても、今後もチェックが必要で大変ですね。

はい!
おかげさまでしっかり理解できたと思います。
これからの十数年。私が@ぽち@にしてあげるべき事、気をつけなければならない事。

あ、それから


「光重合のレジン」とは、可視光線(青い光)を当てると固まる性質を持っているレジンってことです。
で、あの青い光は目に悪いので、今度、また同じように治療を見せてもらう事があっても凝視しないようにして下さいね。


ということです。
もし同じような歯科治療を受ける方がおられたら、お気をつけくださいませ。

2003年7月25日(金)
まもなく、術後3ヵ月の歯科レントゲン。

久々に歯の写真を撮ってみた。
(左:今日の写真/右:6月の写真)

写真ではいまひとつわかりにくいのですが、肉眼で見比べると、あきらかに術後の歯は色が変わっています。(形も少々)
抜髄処置を施した歯ということもあるのだろうが、歯石も原因のひとつ?

@ぽち@の歯を真っ白できれいなままにしてあげられなかったのは、私のせいだ・・・。
ほんと、ごめんね。
悔やんでも悔やみきれない・・・。

2003年8月2日(土)
術後3ヶ月の歯科レントゲン撮影。

レントゲン撮影の結果は、「問題なし」とのこと。
写真を見せていただいたが、根っこの部分に抜かれた歯髄に充填されたセメント(?)がしっかりと白い線で写っていた。

次回は、半年後くらいに再びレントゲン撮影。



<本日の医療費>
麻酔・歯科レントゲン \13、335-


(※ これ以降、定期的にレントゲンを撮ることはやめました。)